謎の道と、小さな旧道

白丸界隈・趣味探索(謎の道編)

2008.10.22

 

 ここは東京都奥多摩町。多摩川に架かる数馬峡橋。

 この橋の袂からは、いかにも廃な道が延びていた。

 それでは、白丸駅附近の超小ネタ級の廃スポットを、2つ程紹介してみようと思う。

 

この道は、どこへ通じているのか。無論地図には載っていない。

道幅を見る限り、どうやら車道のようだ。

行き止まりの看板が、廃の雰囲気を出しまくっている。

さて、いざ進もうぞ…。

 

おお…。

なんか石垣があるぞ…。モルタルで固められており、さほど古そうには見えないのだが。

それに路肩にある、あれは何だ?

 

…どうやら、これは木の柵の残骸っぽい。

ということは、この道は嘗ての遊歩道か?

とにかく、先へ進もう。

 

少し進むと、路肩にこんなものが現れた。

何かを計測しているようだがこの機械、どこか手作り感がある。

張られているシールを見ると…「東京大学」?

天下の東大が、こんな所で何をしているのか?

 

自然地震観測中pdf

人気も無く、なおかつアクセスの良いここは、実験スポットにピッタリだったのだろうか。

 

更に進むと、道が怪しくなってきた。

遊歩道というより、作業道みたいな感じである。

果たして、この先道は無事なのか?

 

出たら、嫌ですよねm(・(エ)・)m

 

この事業の為に作られた道…?

否、そんなことは無いだろう。少なくとも作られてから20年は経っているに違いない。

それにしても、進むにつれ道幅がどんどん狭まっていく。

 

この道は、写真のとおり九十九折れで山を登っていく。

山登りをする気は無いので、私はここで引き返した。

そして、これより下流の川沿いに道の痕跡を見つけることは出来なかった。

 

この景色を見ると、やはり作業道には見えない。

あんな立派な石垣と、この朽ちた柵の残骸。

まさか、あの九十九折れの道も遊歩道だというのだろうか。

あれは、私には作業道にしか見えなかったのだが…。

 

この廃(っぽい)道は、凄く目立つ場所にあるのに、インターネット上では今まで一度も紹介されている所を私は見たことが無い。

 

廃車道らしいところは100mも無いが、とても面白い道だ。

そして、小さくて大きな謎を私に与えてくれた。

 

この道は、一体何の為に造られたのか?

 

白丸隧道

Back