原生林茂る、甲武の深山 飛龍山(2077m)(6) 2009.03.25-26
1時間半遅れで山頂に到着した後、我々は禿岩へと向かった。
奥秩父随一と呼ばれる眺望が、我々を待っていた。
うっひょー!
まるで、自分が巨大な箱庭の中に居るようである。
奥秩父の主な山々が、皆見渡すことが出来る…。
ああ、説明するのが難しい…。
…という訳で、こんな図を作ってみた。
甲武信ヶ岳を始めとする奥秩父の名峰たちがずらりと並んでいる。
更に奥には八ヶ岳。素晴らしい眺望だ。
先程は西側だけであったが、禿岩まで進むと南側の眺望も得られる。
かなりの高度感があり、高所恐怖症の人には絶対お勧めできない。
なにしろ、下を覗くと数百mも切れ落ちているから…。
私は、ここでやってみたい事があった。
それは岩の先端に立って、小便をすることだった。
早速岩の先端に立った。足が竦んで尿意が去った。
これは南南西〜南南東の眺望。
手前の尾根が、これから下るミサカ尾根だ。
あまり急そうには見えないが、実際は…。
ご覧のとおり、富士山は5合目あたりから雲の中に隠れてしまい見えなかった。
そして今回は分からなかったのだが、どうやらここから伊豆諸島の雄山(三宅島)と三原山(大島)が見えるというのだ。
こちらは西北西〜南西の眺望。
幾重にも折り重なる山稜の向うに、僅かだが南アルプスの山を望むことができた。
画質が悪いのは、メンバーが写っていたのでトリミングをした為です。申し訳ありません。
最後に、南東〜東の眺望である。
奥多摩三山を始めとする奥多摩の山々が望める。
天気がもっと良くて空気が澄んでいれば、横浜のランドマークタワーも見ることが出来るのだろう。
我々はここで昼食を摂った。
あとはミサカ尾根を降りて、丹波のバス停に戻るのみだ。
…だが、このミサカ尾根もちっとも甘くは無かったのだ。
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